米朝交渉、小さなハードルを超える

北朝鮮の無断欠席で延期されていた、米軍兵士遺骨返還の米朝協議は15日に板門店で行われ、16日も引き続き、佐官級の実務協議が実施された(毎日新聞)。

これから非核化というハードルの高い課題に取り組まねばならない米朝交渉の、その初っ端からつまづいたので、北朝鮮の交渉そのものへの本気度が懸念された。しかし、16日の佐官級協議では、北朝鮮が既に収容した遺骨の移送の日程や方法を調整したというので、実務レベルでの作業は進みそうだ。

15日の協議には、「米側は空軍少将である在韓国連司令部参謀長が、北朝鮮側からは同クラスの朝鮮人民軍の将官が出席したようだ。国連軍司令部と朝鮮人民軍の将官級協議は2009年3月以来」という(聯合ニュース)。

ポンペオ米国務長官は協議には出席していないが、15日に声明を発表し、「本日の協議は生産的、協力的で、確固とした約束が得られた」と評価している。

北朝鮮の12日の無断欠席が単なる準備不足や連絡ミスが理由なのか、あるいは意図的な拒否なのか、その類のニュース、情報は出ていないので、外部からは、北朝鮮の本気度を推測する余地はない。それに、遺骨返還協議がスムーズに進んだからと言って、今後の非核化交渉の進展につながる保証もない。言えることは、とりあえず小さなハードルは越えたというあたりだろうか。

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