ポンペオ国務長官、訪朝中止

24日午後5時に、「ポンペオ国務長官訪朝発表」の原稿をアップしたが、25日早朝に、訪朝中止のニュースが飛び込んできた(ロイター)。

「トランプ米大統領は24日、米国が目指す朝鮮半島の非核化に向けた進展が遅過ぎるとして、ポンペオ国務長官の訪朝計画を中止した。

トランプ氏はツイッターに「朝鮮半島の非核化を巡り十分な進捗が見られていないため、ポンペオ長官に現時点で訪朝しないよう求めた」と投稿した。

ただ「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と再び合うことを楽しみにしている!」ともツイート。2回目の米朝首脳会談に意欲を示した。」

20日のロイターとのインタビューでは、トランプ大統領は、北朝鮮との関係について「多くの良い事が起きている」「キム委員長とは非常に良好な個人的関係を築いている」と発言していたが、単なる強がりだったのか。

7月のポンペオ訪朝では、朝鮮戦争での米兵遺骨の返還を果たしたが、今回の訪朝では、非核化の進展に関する材料を持ち帰らねば、失敗と見なされるという心配が中止に踏み切らせたのだろうか。つまり、進展材料が得られそうもないと見込んだのか。

あるいは、北朝鮮への圧力のつもりなのか。

ポンペオ長官は、トランプ大統領とうまくやっていた数少ない閣僚だが、はしごを外されたような格好で両者の関係に亀裂が生じないだろうか。いろいろと連想が湧いてくるが、憶測にすぎないので、ここらで打ち止め。

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