【今週起きたこと(11月5日~)】米中間選挙後、すぐに司法長官解任

11月5日~11日 ※海外は現地時間 JST=日本標準時11日まで出来事を順次追加、更新
5(月) 公取委がグーグルなど巨大IT企業への規制強化する中間整理案を公表
韓国の元徴用工訴訟の判決について政府、国際司法裁判所への提訴方針固める
米、対イラン制裁第2弾発動
8日予定の米国務長官と北朝鮮高官の会談延期発表 こちら
6(火) 米中間選挙投票 7日に上院は共和党、下院は民主党が過半数と判明
7(水) セッションズ米司法長官解任 こちら
8(木) FRB(米連邦準備制度理事会)予想通り金利2.00~2.25%に据え置き
9(金)

[司法長官解任]力づくでロシア疑惑捜査をやめさせる

6日(火)の米中間選挙は、過半数を制したのは、上院は共和党、下院は民主党という結果に終わったが、大勢が判明した7日、早速、トランプ大統領はツイッターで、セッションズ司法長官を解任したことを明らかにした(NHK)。

7日のブログで、民主党指導部が大統領弾劾を控えているのは、追い込まれた大統領が批判を浴びそうなこと--セッションズ司法長官の解任もそのひとつ--に手を染めるまで見守っているからだとの見方を紹介した。それが早くも現実化した。

民主党は8日、長官解任は捜査を抑えるためだと反発し、緊急公聴会の開催を要求した(ロイター)。下院が多数派を占める新議会をスタートさせるのは来年1月。いまは上下院とも共和党優勢。ホワイトハウスが押し切ることになるのか。

共和党の元上院議員であるセッションズ氏は、2年前の大統領選挙で上院議員の中で最も早くトランプ氏への支持を表明し、陣営の重鎮として政策アドバイザーを務めていた(前出NHK)。

そんなトランプシンパだった人物だが、大統領選中にロシア政府関係者との接触が判明したため、捜査にはタッチしないと表明し、捜査の監督はローゼンスタイン副長官にゆだねていた。結局、トランプ大統領が希望する捜査中止に動かなかったため、大統領は、セッションズ氏を非難していた。

後任の司法長官代理は、ロシア疑惑捜査に批判的だったウイットエーカー氏。同氏は昨年8月米メディアに投稿、「大統領がロシア疑惑をめぐる捜査に懸念を示したことについて「大統領は完全に正しい。モラー(ミュラー)特別検察官は、越えてはならない一線に近づいている」と指摘」(前出NHK)しており、捜査に立ちふさがる側の人物。中間選挙後まもなくして出るというミュラー検察官の捜査報告に影響を与えかねない。

[北朝鮮問題]米朝会談延期 親書を手渡せないため?

米国務省は7日、ニューヨークで8日に予定されていたポンペオ国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長との会談が延期されたと発表した。双方の予定を踏まえて可能な日程に再調整するとし、「対話は継続している」と説明した(ロイター)。

この延期について、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は8日、「北側から延期を要請する通知を受けたとの説明が米国からあった」と述べた(聯合ニュース)。

延期の理由について、ソウルの米韓関係に通じる筋は「北朝鮮は、(5月に続いて)今回も金英哲氏がワシントンに降り立ってトランプ大統領に(金正恩の)親書を手渡せるようにしてほしいと要請したが、米国側が日程のために難色を示した」ためと語っている(中央日報)。

ただ、外交関係者の間では、親書もさることながら「会談延期の根本的な原因は北朝鮮と米国が接点を見出すことができなかったため」とみている」という(同上)。

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