前回のブログでは、iPhoneを財布化する環境が整ったところまで書いた。その続きのキャッシュレス、カードレスのやり方、実際に使ってみて感じたことを書こう。たわいもない初心者の体験談ですが。
あまりに簡単に買い物できてしまう
まず、Apple Payの設定を初めにやった。クレジットカードの番号などを入力するのだが、App Storeに登録済みなので、よく覚えていないほど簡単に済み、クレジットカードに無事紐づけされた。
実際に使えるか試したくなったので、2018年11月29日、近所のジョナサンでランチを食べに行った。レジで「アップルペイで」と言うと、店員さんが首を傾げ、「見せてもらえますか」との求めで、スマホを見せると、「iD」の文字に納得が行った様子。スマホをかざして会計終わり。代金はクレジットカードによる後払いになる。
アップルペイは、決済の用具のようなもので、実際のお金のやり取りは、NTTドコモが運営する決済プラットフォーム「iD」上で、ユーザーと決済はクレジットカードということなのだろうか。アップルペイ、クレジットカード会社、iDの関係がどうもわかりにくい。iDは、前回ブログで紹介した日本独自の非接触型決済、Felicaを採用している。
その後、iPhone-クレジットカードの使用は、ショッピングモールのアパレル店でセーターを買った時だったが、これもスマホをかざすだけ。カードも出さず、サインもしない。セキュリティは、指紋認証、顔認証かパスコードで対応している。
あまりに簡単に買えてしまうので、車のような高額商品もスマホをかざせばOKなのかと、馬鹿な連想に及ぶ。
ネットで調べてみると、同じようなことを考え、そして調べてくれる人がいる。ただし、スマホ決済ではなく、クレジットカードで車を買えるかについてだが。自動車販売店に問い合わせたところ、カード利用は「・断られる ・一部の支払いが可能 この2つのパターンがありました」そうだ(こちら)。
アップルペイ導入の次にやったのは。スイカのチャージ。その前に、使用中のパスモを返却した。まだ3000円近く残金があり、カードを返却すると500円バックされる。京成線の駅で尋ねると、回収するとのこと。数年前、余分にもう一枚持っていたパスモを返却したときには基幹駅でなければ受け付けなかったが、いまはどの駅も回収しているのだろう。
ただし、身分証明書が必要とのことだ。詳しく尋ねなかったが、期限切れのパスモ定期で記名のカードだったからだと思う。運転免許証を入れた財布を持っていなかったので、自宅に取りに行った。スマホに免許証も入れば便利なのにと思った。
モバイルスイカは、スマホにチャージするのでカードを買う必要はない。これもあっという間にチャージ。代金はクレジットカード払いになる。
スーパー、コンビニの支払いはスイカで済ませるようになった。ネットでは使えないことになっているユニバーサルドラッグでもOKだった。使える店がどんどん増えているようだ。
ウォーキングの時もスマホひとつ
ウォーキングの際にスイカ入りスマホは心強い。これまでは、重い財布を持って歩くのは嫌だから、小さなビニール袋に100円、500円玉を入れてウォーキングしていた。猛暑の時など清涼飲料水が欲しくなったり、途中で体の具合が悪くなったりのときに備えてだ。それが、スマホだけで済むようになった。電車やバスも利用できるし、足りなくなればチャージもできる。
ただし、スマホが使える自販機はまだ少ない。そんなことが目に付いてくる。スマホ決済ができる店がもっと増えてもらいたい。どんな店でも使えるようになれば、「スマホひとつ」の生活に近づく。そのためには、店側にとって導入コストがかからないQRコードの出番になるのだろう。Felicaのようにスマホをかざすだけというわけにはいかず、ほんのちょっと手間がかかることになるが。
次回は、日本のキャッシュレスの現状をまとめてみます。