9月24日週の政経日程

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9月24日~

24(月) 米韓首脳会談
茂木経済財政担当相・ライトハイザーUSTR代表の日米貿易協議 こちら
25(火) 7月30・31日の金融政策決定会合議事要旨
米連邦公開市場委員会(FOMC、26日まで) こちら
トランプ米大統領が国連総会で演説
26(水) 日米首脳会談
27(木) 4~6月期の米GDP確定値
28(金) 8月の労働力調査(失業率)、有効求人倍率
8月の鉱工業生産等指数速報
9月18・19日の金融政策決定会合の「主な意見」
8月の米個人消費支出(PCE)物価指数
29(土) 北朝鮮の李容浩外相が国連総会で演説
(出所)時事通信、ジェトロ等

[北朝鮮]

24日週は、ニューヨークでの国連総会を舞台に各国の首脳が活発に外交を展開する。24日(月)には、米韓首脳会談が開かれる。韓国の文在寅大統領は、金正恩朝鮮労働党委員長との平壌での会談内容をトランプ大統領に伝える。
文大統領は、南北会談から帰国した20日、国民向け報告で、「金委員長と協議した内容のうち、合意文に盛り込んでない内容もある。トランプ大統領と会談する際、詳細な内容を伝える」と話しており(聯合通信)、2回目の米朝会談開催へ向けて橋渡しする。

国連では、25日にトランプ大統領が、29日に北朝鮮の李容浩外相が演説する予定で、米朝会談、非核化についての発言が注目される。

[日米通商協議]

24日にニューヨークで、茂木敏充経済再生担当相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の閣僚級協議が行われる。

読売新聞は、日米が新たな2国間の貿易協議を始めることになったと伝えている。日本は、トランプ政権が検討中の自動車への追加関税を取り下げることを条件に、2国間協議を提案する(読売新聞

日本側は、茂木ーライトハイザー協議で大枠を固めたうえで、26日に開かれる安倍ートランプ会談で正式合意するよう描いているようだ。

米ーEUの通商協議では、7月に米国に自動車輸入制限の一時凍結をのませた。日本政府は、これをお手本としたいようだが、EUも、米国産大豆の輸入拡大や、ロシア産天然ガスよりも価格が高い米国産液化天然ガスの購入拡大などトランプ政権が喜ぶ材料を提供している。

トランプ大統領は、目に見える貿易赤字削減を求めているので、もし自動車の追加関税を免れようとしたら、農産物の輸入拡大などの具体的な案件の提示が求められるだろう。そこが攻防の焦点か。

[景気] 米、今年3回目の利上げ

FRB(米連邦準備制度理事会)が25~26日(水)に連邦公開市場委員会(FOMC)を開いて、今年3回目の利上げを決めるのが確実視されている(MONEY VOICE)。

政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利を現行の1.75-2.00%から2.00-2.25%に引き上げる。

雇用は順調に伸び、景気もGDPは前期比年率4%増(4~6月)、物価もFRB目標の前年比2%増にほぼ達しており、誰が見ても利上げの選択肢しかない経済環境にある。

このため、関心は今後の利上げ水準とペース。当局者は「景気に適した中立的な政策金利の水準を2.5-3.0%と認識しており、FRBがこのまま現在のペースで引き締めを進めた場合、来年半ばにはその水準に到達するとみられます」(前出MONEY VOICE)。

今回の会合では、今後、追加利上げがどれだけ必要かが論議される可能性があるとみられている。

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