1週間の出来事 9月2日週(台風、北朝鮮、景気)関空水没

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1週間の出来事(9月2日~7日)

7(金) 自民党総裁選告示 安倍、石破立候補
7月の毎月勤労統計調査速報、8月の米雇用統計
関西空港、国内線一部再開
6(木) 北海道胆振東部地震 震度7 道全域停電
5(水) 韓国特使団が訪朝 南北首脳会談は18日開催と決まる
4(火) 台風21号 関西空港連絡橋にタンカー衝突で孤立

[台風21号、北海道地震]

9月2日週は、非常に強い台風に震度7の地震と不幸にも大きな自然災害に相次いで見舞われた。

4日(火)に上陸した台風21号で、被害が大きかった関西国際空港。同空港には、A、B2本の滑走路があるが、被害の少なかったB滑走路で、7日から国内線を部分的に再開させた。午前11時50分、「ピーチ・アビエーション」の再開第1便が新潟に向け旅立った(読売新聞)。
水没したA滑走路については、国土交通省は9月中旬にも再開し、国際線の発着を順次拡大する計画だ。

しかし、滑走路は再開しても、タンカーが衝突した連絡橋は、道路、鉄道線路(JR、南海共用)がダメージを受け、人、物資がフルに運べないので、訪日観光客の減少、物流への支障などを通じて、経済への影響が心配される。

道路は、関空島に向かう下り車線の損害が大きく、復旧にかなり時間がかかり、鉄道の再開は10月上旬とみられている(毎日新聞)。

関空対岸に向かう上り線(3車線)は損害を受けていないので、対面通行にして、上り・下りそれぞれ1車線だけが、空港島への陸路のパイプとして使われている。

訪日外国人233万人減る

関西空港から輸出される貨物は金額にしておよそ5兆6000億円にのぼり、成田空港に次ぐ規模。半導体と電子部品、それに医薬品などが中国を中心とするアジア地域に向けて輸出されている(NHK)。

パナソニック、東芝メモリーなどは、成田空港、中部空港に切り替えて発送している(ブルームバーグ)。

関西空港から入国した外国人は716万人(2017年)で、成田空港の764万人に次ぐ2位だった。SMBC日興証券は、関西空港が年内いっぱい閉鎖されると、訪日外国人が233万人減るなどと試算している(中日新聞)。

北海道地震で、なぜ道全域が停電になってしまったかについてはこちら(Kobaちゃんの硬派ニュース)。

[北朝鮮]

韓国の特使団が5日、北朝鮮を訪問し、金正恩委員長と会談した。特使団の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は、6日午前、記者会見を開き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とキム委員長の首脳会談が、今月18日から3日間の日程でピョンヤンで開かれることで合意したと発表した(NHK)。

韓国は、ニューヨークで18日に開幕する国連総会に合わせて米韓朝首脳の3者会談を模索していたが、断念した(読売新聞)。

韓国は、朝鮮戦争の終戦宣言を年内に目指しており、3者会談もその政策の延長線上にあったのだろうが、肝心の非核化をめぐる米朝間の交渉が進んでいないことから、国連総会の機会はあきらめたようだ。

特使団との会談で、キム委員長は「トランプ大統領の1期目の任期が終わるまでに非核化を実現できればよい」との考えを示したといい、これに対し、トランプ大統領は6日、ツイッターに投稿し、「キム委員長は私への揺るぎない信頼を表明した。ありがとう、キム委員長。一緒に実現しよう」と従来通り、キム委員長には丁寧に接している(NHK)。

[景気]

7日(金)発表の7月の毎月勤労統計(速報)は、賃金上昇継続が注目されたが、名目賃金(現金給与総額)は、前年同月比1.5%増と、市場予想の2.4%増を下回った。物価変動の影響を除いた実質も0.4%増と伸びが大幅に縮まった(日経新聞)。

過去2カ月の上昇率は、5月が名目賃金2.1%増、実質賃金1.3%増、6月が名目3.6%増、実質2.8%と比較的高い伸びを見せたので、本格上昇が期待されたが、7月は再び、低水準に戻った。

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